Scratch《スクラッチ》の3Dゲームのお手本となる例《さくひんれい》を集めました。
3Dのゲームを作るときは「大きさ」に対する理解《りかい》が必要《ひつよう》です。2Dのゲームのむずかしさに加《くわ》えて、どのくらい奥《おく》にいったら、大きさを何%にするのか、といったロジックを書くむずかしさが増《ふ》えます。ここは高度な計算を使ってもいいし、自分で何度も大きさを変《か》えて「自然《しぜん》にみえる」数値《すうち》に調整するなどの工夫《くふう》が求《もと》められます。
さらにむずかしいのが「当たり判定《はんてい》」です。これも2Dのときは「スプライトに触《ふ》れたら」というコード1つで大丈夫だったのですが、3Dになると「奥行《おくゆ》き」の判定《はんてい》も加《くわ》わってくるため、考えることが倍増《ばいぞう》します。
そんな課題山積《かだいやまづ》みな3Dゲームですが、スクラッチにおいて「課題山積《かだいやまづ》み」はご褒美《ほうび》です!先輩《せんぱい》スクラッチャーの作品を見てチャレンジしてみましょう!
3Dゲームのプログラミング例
#01[3D]ボールころころ1
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ボールが転がるだけだからこそ、リミックスしがいのある作品
ローリングスカイというゲームからインスパイアしたという作品。この作品はScratchコミュニティで大いにリミックスされている。もっともリミックス数が多いのは、実はこれの次作である「ボールころころ2」です。
#023D action
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コンテスト受賞作!
3Dで障害物《しょうがいぶつ》レースができるゲーム。こまめなバージョンアップ(バグ修正《しゅうせい》)が行われており、完成度《かんせいど》が高い点も特徴《とくちょう》です。複数《ふくすう》のコンテストにて受賞《じゅしょう》した名作。
#03Four Colors 3D
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色に合わせてマスを移動させる3Dゲーム
画面の上に流れる色と同じマスにスプライトを移動《いどう》させる3Dゲームです。シンプルだけどやってみるとむずかしい。「色が変わる」というだけのシンプルな発想《はっそう》で、ここまでやりこめるゲームができるのは、まさに発想の勝利《しょうり》。作者さんは「素材《そざい》を組み合わせただけ」と言ってますが、簡単《かんたん》なことで面白いゲームを作ったというのは実はすごいことです。
#04(PEN)3D tennis
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これはおもしろい、3Dテニスゲーム
むかしのテレビゲームでも人気だったテニスゲームのように、3Dでテニスがプレイできます。これも素晴《すば》らしいゲームです。